「マニー・パッキャオ」この名前を聞いてピンとくる人はあまりいないのではないでしょうか?日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、2012年まで世界のスポーツ選手長者番付において第2位だったフィリピンのボクサーです。あのタイガーウッズを抜いての堂々の2位。(ちなみに1位は同じくボクシングのフロイド・メイウェザー)そのころに、彼の存在を知ったのですが、とにかくすごいのはボクシング史上最多の6階級制覇チャンピオンであること。そして好戦的なファイトスタイルです。
6階級制覇といっても飛び級が入っており、ライトフライ級(48.97kg以下)からはじめてスーパーウェルター級(69.85kg以下)までの20kgの体重差を越えての快挙です。(しかも、たまたま弱い相手でのタイトル戦ではなく、そのときのその階級での最強を相手に戦ってきたので、実質8階級制覇とも言われている。)見る側としては、たまらないカードを次々と実現させ倒してきたのです。
こんな興奮は、マイクタイソン以来じゃないかなー。
一方、先ほど名前が挙がったフロイド・メイウェザーもボクシング史上初の無敗のまま5階級を制覇した希代のディフェンスマスターで現在も無敗を維持している怪物的チャンピオンです。くしくもパッキャオと同じ階級で戦っているので常にこの二人の対決が望まれていますが、現在に至るまでまだ実現していません。なぜかというと、プロモーターとのいざこざやお抱え放送局との放映権の問題などいろいろあるようです。
そんな、パッキャオも年齢的に全盛を過ぎた感が最近の試合では見受けられるのですが、いまからでも遅くはないので要注目です。もし、「マニー・パッキャオ」VS「フロイド・メイウェザー」のカードが組まれたなら、どうしよう。どうしよう。うーん、どうしよう。